在宅ワークで固まった顔・首をほぐす「夜1分ルーティン」 顎まわりケアのポイント


在宅ワークや長時間のデスクワークが続くと、

・一日が終わるころには、顔や首がガチガチ  
・オンライン会議が続いた日は、表情までこわばっている気がする  
・寝る前になっても「力が抜けない」感じが残っている  

そんな感覚になる方も多いのではないでしょうか?

「本当はストレッチや運動もしたいけれど、時間も気力もなかなか続かない……」

そんな方に向けて、この記事では

・在宅ワークで、なぜ顔・首が固まりやすくなるのか  
・毎晩1分から始められる、顔〜首のやさしいセルフケア  
・続けやすくするためのコツと、医療機関に相談してほしいサイン  

を、できるだけやさしい言葉でまとめました。

※ここでご紹介する内容は、「病気を診断したり、治療するもの」ではなく、  
 日々のセルフケアの考え方としてお読みください。


■ 在宅ワークで顔・首が固まりやすくなる理由

まずは、「なぜ在宅ワークで顔や首がつらくなりやすいのか」を、ざっくりと整理してみます。

【同じ姿勢が長く続きやすい】

・パソコン作業やスマホを長く使うシーンが多い  
・画面をのぞき込むように、頭だけ前に出ている  
・オンライン会議中は、ほとんど動かずじっと座っている  

こうした時間が長くなると、

・首の後ろ  
・肩  
・顎まわり  

が、ずっと「前に出た頭」を支え続けることになります。

【表情が固まりがち】

・画面越しの自分の顔が気になって、表情がぎこちなくなる  
・真剣な打ち合わせでは、気づかないうちに表情筋が固まりやすい  
・笑顔よりも「真顔」の時間が長くなりがち  

すると、顔まわりの筋肉もずっと力が入りっぱなしになり、  
「なんとなく顔が疲れている」「こわばっている」という感覚につながります。

【呼吸が浅くなりやすい】

・会議や作業に集中していると、つい呼吸が浅くなる  
・緊張やストレスで、胸やお腹の動きが小さくなる  

呼吸が浅くなると、首〜肩〜胸まわりの筋肉もこわばりやすく、  
全体的な「疲れた感じ」につながってしまいます。

すべてをいきなり完璧に変える必要はありません。  
まずは、「こういう理由で固まりやすいんだな」と知っておくことが、セルフケアの第一歩になります。


■ 夜1分ルーティンの考え方:完璧より“続けられること”

「ルーティン」と聞くと、

・毎日きちんと◯分やらなければいけない  
・本格的なストレッチや運動をしないと意味がない  

と感じてしまう方もいるかもしれません。

ここでご紹介する「夜1分ルーティン」は、

・今日は1分だけでもOK  
・できる日だけ、できるタイミングでOK  
・無理にがんばりすぎない  

という、ゆるやかなルールにしています。

大切なのは、

・一日の終わりに「自分の顔と首にふれる時間」を少しつくること  
・その時間を通して、「今日も一日がんばったね」と自分に声をかけること  

です。


■ ステップ1:姿勢と呼吸をゆっくりリセットする

まずは、顔や首にふれる前に、全体の姿勢と呼吸を整えるところから始めましょう。

【1)イスに浅めに座り、足裏を床につける】

・かかとまでぺたっと床につく高さにイスを調整します。  
・足を組まず、肩幅くらいに軽く開きます。  

【2)背もたれにもたれすぎず、軽く背筋を伸ばす】

・腰を少しだけ立てるようなイメージで座ります。  
・力みすぎず、「なんとなく心地よい」姿勢を探してみてください。  

【3)ゆっくり3回、息を吐くことを意識する】

・鼻からゆっくり大きく吸って、口から、ふーっと細く長く息を吐きます。  
・吐ききったら、自然に空気が入ってくるのを待ちます。  
・これを3回くらい繰り返します。  

呼吸が少し落ち着いてきたら、ここから顔〜首のセルフケアに入っていきます。


■ ステップ2:顎まわり〜フェイスラインのやさしいケア

次に、「食いしばり」や「噛み締め」でこわばりやすい、顎まわり〜フェイスラインをケアしていきます。

※ やさしいケアでは深層筋ケアの考え方から生まれたフェイスクリーム  
「VERTU EXCIA INEDIT CREAM」を、顎まわり〜フェイスラインのセルフケアの一部としてご紹介しています。  
※医薬品ではなく、日々のマッサージやスキンケアの一部としてご使用ください。

【1)まずは耳周りのやさしいケア方法】

・人差し指と中指の腹を、耳の前から顎の付け根あたりを
 挟むように軽く添えます。  

・小さく円を描くように、クルクルと動かしたり
 上下にすりこむようにクリームを馴染ませる感じで大丈夫です。

【2)頬骨の少し下を、内側から外側へ】

・顔の  頬骨の少し下のくぼみに指を置いて、
 鼻の横から耳の方向へ引き上げるイメージで動かします。

・左右それぞれ、数回ずつ往復します。  
・痛みを我慢する必要はなく、「気持ちいい」と感じる強さで十分です。  

【3)顎先からフェイスラインを耳のほうへ】

・顎先かに指を置き、耳の下に向かって
 スーッとすり込むように動かします。  

・気持ちいいと感じる強さで左右行ってくださいね。  


■ ステップ3:首〜肩をなでるようにゆるめる

※「ここが凝っている!」と感じるところほど、
 同じ場所ばかり触りがち。でも実際に触れてみると、
 耳のうしろや首筋の方が、思っている以上にこわばっていることが多いです。
 ここから先にゆるめてあげると、首や肩がふっと軽くなる方が多いので
 お勧めです。

 顎まわりのケアに少し慣れてきたら、首〜肩まわりも合わせて、
 ケアしていきましょう!

ステップ3では、首・肩・脚など全身のコンディショニングケアの一部として  
ボディクリーム「MINECLEW168」をご紹介しています。  
※日々のマッサージやボディケアの一部としてご使用ください。

【1)首や肩回りのやさしいケア方法】

・耳のうしろに指を置き、気持ちいいと感じる程度の力で、
 肩先に向かってゆっくりなでおろします。

・「上から下に」ゴシゴシせず、すり込むイメージで、
 何度か繰り返してください。 

・最後は、耳のうしろからスタートして、首→肩先→鎖骨まわり→
 耳のうしろへ。 手を離さず、三角形を描くように
 クリームをなじませましょう。 

 ※片側だけ先に塗ってみると、左右の違いに気づきやすくなりますよ。

 

■ 続けるコツと、「セルフケアを控えた方がよい」サイン

【続けるコツ】

・「毎日きっちり」より「できる日に1分」でOK。  

・お風呂あがりに、すでにある習慣とセットにすると続きやすい。  

・お気に入りのクリームや香りを決めておくと、「今日もあれを使おう」と
 気持ちのスイッチになりやすい。  

【セルフケアを控えて、医療機関に相談してほしいサイン】

次のような場合は、セルフケアだけに頼らず、  
歯科・口腔外科・整形外科などの医療機関への相談をおすすめします。

・首や顎、顔に強い痛みやしびれがある  
・首を動かすと、激しい痛みが走る  
・頭痛やめまいがいつもと明らかに違う、長く続いている  
・不安が大きく、「自分でケアしていて大丈夫なのか心配」  

この記事の内容は、そうした診断や治療の代わりになるものではなく、  
あくまで「日々のセルフケアのヒント」としてご利用ください。  


■ まとめ:一日の終わりに、自分をいたわる1分を

最後に、この記事のポイントを簡単にまとめます。

・在宅ワークでは、同じ姿勢・浅い呼吸・真剣な表情が続きやすく、
 顔や首が固まりやすい。  

・夜の「1分ルーティン」は、完璧にやることよりも、
 自分の顔や首にやさしくふれる時間をつくることが目的。  

・顎まわり〜フェイスライン、首〜肩を、強く押さずに
「なでる・さする」だけでも、ほっとした感覚を得られる方は多い。  

・強い痛みやしびれ、不安が大きいときは、セルフケアだけに頼らず
 医療機関に相談することが大切。  

顔や首のセルフケアを続けるときは、

・短い時間でも「気持ちいい」と感じられることを優先する  
・「毎日完璧に」より「できる日に少しずつ」  
・お気に入りのクリームや香りを味方にする  

といった工夫が役に立ちます。

在宅ワークでがんばり続けている毎日の中で、  
「今日もおつかれさま」と自分に声をかける小さな1分が、  
すこしでも心と体を軽くするきっかけになればうれしく思います。

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